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ロックの部屋

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NO DOUBT

ノー・ダウト『THE SINGLES 1992-2003』



【ノー・ダウト】の10年の活動のひと区切りで出されたベスト集。もう半年ぐらい前に買ったアルバムですが、良く聴いています。

彼らの音楽性の豊かさ、深さ、幅広さに飽きることがありません。ルーツがブリティッシュ・スカやニューウェーブにあったりする所と、ファンキーなところとか、グウェンのヴォーカル・スタイルがマドンナぽかったりする所とか、色んな味があって良いのです。

「Hella Good」がご機嫌で最高。テクノ風味ですが、地に足がついたダンス・チューンです。

「Underneath It All」がスカビートの代表曲、緩やかなリズムと甘いグウェンのヴォーカルが気持ちよいです。

かと思えば、「RUNNING」なんて可愛いらしくて軽い打ち込み系のリズムで艶めかしくグウェンは歌います。

《RUNNING》
♪走るの走り続けるの
 未来に向かって駆け足するの
 すぐ隣にはあなたがいるの
 
 途中で転んでごめんなさい
 起こしてちょうだい、もっと走ろうよ
 私がこの恋を、転げ落ちないように
 
走るの、走るの思いきり速く
 私の手を握っていてね
 ふたりが離れてしまわないように♪

あの真っ赤な濃厚ルージュと金髪で、思い入れたっぷりに迫られたらたまらないですよ。

そして、切ないバラードの「DON’T SPEAK」バンドのメンバーでもあるトニーとの別離を歌った曲と言われています。名曲です。

このアルバムには新曲として唯一イギリスのテクノバンド【トークトーク】の「It’s My Life」をカヴァーしています。わりかしオーソドックスにこなしています。選曲のセンスもなかなかのものです。

ノー・ダウトのようなお洒落なバンドがニューヨークではなくて、西海岸から出てきているというのが90年代的、クランジの成功がもたらした副産物かもしれないけど、確実に根を張っているなぁと思うわけです。

                        (2004-10-02記)


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